国民総幸福量(GNH)について

先ごろ来日されたブータン国王が提唱した「国民全体の幸福度」を示す“尺度”で。
GNH(Gross National Happiness) というGNPで示される金銭的、物質的豊かさとは異なる
精神的な豊かさを目指すという考えから生まれたそうです。

2005年5月末に行われたブータン政府による国勢調査では、
「あなたは今幸せか」という問いに対し、45.1%が「とても幸福」、
51.6%が「幸福」と回答があったということ。

また先日(12/16日放送)のミヤネヤでもブータンの街行く人に「幸せですか?」の
質問に50人が50人(その主観的幸せ度は違うでしょう)が、「幸せです」
と答えていました。

放送の中での家庭の様相は、質素そのものではあるが、家族の絆という点で
強いものを感じました。

そしてそのGNHは、9つの構成要素があります  1.心理的幸福、2.健康、3.教育、4.文化、5.環境、
6.コミュニティー、7.良い統治、8.生活水準、9.自分の時間の使い方です。

近年ある金融機関が日本における豊かさの1990年と2007年の比較によるとGNHは1割程度
あがったそうです。

90 年から 07 年にかけて、日本のGNH(日本の豊かさ)を押
し上げたのは、2.健康、3.教育、9.時間、5.環境の 4 分野、押し下げたのは8.生活水準
1.心理的幸福の 2 分野、どちらの方向にも作用しなかったのが
6コミュニティと7.良い統治であった。犯罪や生活保護者の増加、精神疾患患者や自
殺者の増加など、昨今問題とされている点は、やはりGNHにはマイナスに働らいていて
1990年比特に心理的幸福感が低くなっていました。

やはり今後は、精神的健康についての教育も取り入れてゆくことも重要ではないでしょうか。

近年の傾向として、うつ的傾向や目標の欠如、自尊感情の低さ
将来への不安、人間関係不安、根拠のない不安などの方が多くなっているように
感じます。

心理的幸福感はある程度心的態度(心の持ち方)にも起因します。

一例を取りますと子存じの方も多いと思いますが、「足るを知る」という考え方は、非常に重要で、幸せになったら、感謝すると考えると
幸せ事態の定義も名詞化してしまっているので、いつまでたっても感謝する心が生まれずらいと思います。

感謝するから幸せなんだというように考えればいろいろな身近なものにも感謝できると思います。
自然・暮らし・食べ物など
健康・家族・仕事・お金などあるときはあまり感じないが、病気になってあらためて健康を知る
ですとか、いろいろあると思います。

幸福感を持つとは、そういったところに前もって気づける心の在り方でも
あると思います。

また幸せという言葉から満たされるということを意識するようになると理解は変わってきて、出来事や状況

の良し悪しに左右されづらくなります。悪い出来事に遭遇しても誰かにやさしくされれば心は、満たされてきます。また良い出来事が起きた時には、他人とその喜びを共有してもらえれば、やはり心が満たされます。

このようなことはまわりとの絆でもあり、人の温かさでもあると思います。


しかしただ 「足るを知る」だけでも、良いのですが、

さらに進化という部分でとらえると、現状に
満足しながら目標に着実に進むという考え方がより幸福感を生む心の持ち方だと思います。


心の健康も筋肉のように鍛えれば、強くなるということが近年の脳科学の分野でもわかってきています。
脳の神経可塑性という特性です。

そういった幸せになる心の持ち方について、カウンセリングなどを通してお手伝い出来ればと思います。