PTSDの症状

(Herman 1992)によるとPTSDの症状は、7つに分類されています。

1.感情や衝動をうまく抑えることができなくなる。

 ○慢性的に感情の調節ができなくなる。

 ○怒りの調節が困難になる。

 ○自己破壊的な行動や自殺企図

 ○衝動的で危険な行動を起こしやすくなる。

2.注意力や意識の変化

 ○健忘

 ○一過性かい離の発症

3.身体の受けとめかたの変化

 ○消化器系の不調

 ○慢性的な痛み

 ○心肺機能の症状

 ○転換症状

 ○パニック

4.自己認知

 ○慢性的な罪悪感、恥辱感、自責の念

 ○役立たずだと考える。

 ○誰も自分のことはわかってくれないと感じる。

 ○自分は永久に残る傷を受けたと感じる。

5.加害をした人に対する認識の変化

 ○起きた出来事や、あなた自身や、他の人に対することがらについて、加害した人の

 ゆがんだ信念を真実であると思いこまされる

 ○加害した人を理想化する。

 ○加害した人を傷つけることで頭がいっぱいになる。

6.他者との関係の変化

 ○信頼する力が失われる。

 ○再び被害にあう立場に自分を置く

 ○他者に被害を与える。

7.人生や他者、信仰などスピリチュアルなものに対する見方の変化

 ○絶望感や希望を失った感覚

 ○以前は支えにしていた信仰の喪失

これらトラウマの症状は安全な場所で自分の記憶と向きあうとこれまでに受けた

トラウマの記憶が持つ情緒的な影響を変えることで受けとめやすくなる。

そうすることでトラウマの記憶を過去に統合することができます。

思い出さないようにし続けていると、それに伴う苦痛ゃ恐怖、怒り、抑うつ

恥、自責の念とともにいつまでたってもその記憶が現在にとどまってしまう。

という見解があります。(Astin and Rothbaum 2000)