統合失調症

統合失調症という病名は、1911年にスイスのブロイラーによって提唱されました。この病気は、思春期青年に発症し原因が不明の精神病といわれています。 発症率は、日本では、0.7%と言われています。それは、人格、思考、感情、行動、興味関心、対人関係などに障害をきたす疾患です。

症状は極めて多彩ですが一般には、陽性症状として 妄想、幻覚、思考障害、自我障害があげられる。 また陰性症状としては、引きこもり、感情の平板化、無関心といった症状と対人関係の偏狭さや

極端な敏感さがあげられています。

統合失調症の正確な原因は、まだはっきり分かっていませんが、脳の機能に障害が起こり、働きが阻害され発症する病気であることが明らかにされつつあります。

原因と思われるのは「ドーパミン」だけではありません。日常生活において、脳は身体の内外からいろいろな影響を受けています。怪我をした痛みといった身体的刺激、学校生活・社会生活から生じるストレスなども、少なからず統合失調症の引き金といわれています。

治癒に至る症例と、軽症型において薬物を服用していけば、社会生活を維持できると考えられていますが、残りの50%の慢性的な経過の患者群の改善が大きな問題となっています。

入院をするほど重症ではないケースの場合は、興味や積極性を改善したり、対人緊張を改善したりする必要があります。一方薬物治療と合わせ中程度および重度の患者群は、疾病ハンディキャップや社会的ハンディキャップによる多くの喪失体験をしているためにその援助をこころがけることが大切です。

中程度の症状であれば、治癒対策として

心理療法
患者の状態に合わせ、心理・精神面をフォーカスした心理的サポート。カウンセリングを行います。

社会訓練
社会復帰、自立に向けての準備。また学校生活、家庭生活など、元の環境に戻れるようにトレーニングする。一般的に急性期を経た患者に対して行う。

そのほかには、

運動療法、食事療法、治療的レクリエーションなど、病院や支援施設によってさまざまな療法を採用している。無理をせず、自分に合ったものを選ぶのが効果的です。