〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-13-4 ユニアス吉祥寺オフィスワン 302
吉祥寺駅徒歩4分
コーピングスキルとは、ストレスに対応する技術のことを言います。
コーピングは、外界から与えられる刺激 ( ストレッサーと呼ぶ)によって喚起される、情動的反応や身体的変調を低減するため、あらゆる認知的・行動的努力です。
そしてストレスと上手に付き合うためには、コービングスキルのレパートリーを増やし、適切な選択により実行できるようになることが重要です。
たとえば PTSD(posttraumatic stress disorder) の脆弱性に関する研究で、PTSDは、事故や事件など危機的な出来事が誘因となって生ずる心理的障害でありストレス反応の極端な例であります。
しかしながら、同様な 危機的出来事を体験してもPTSDを生じる人とそうでない人が知られていまして、どのような要因がPTSDを生じやすくするのかが研究の論点となっています。(Brock et al ,2001)
白波 瀬(2002)は、PTSDのリスクファクターとして
①生物学的・遺伝的要因 ②心理学的要因 ③環境的要因 ④認知的および対処的要因を挙げています。
心理学的要因については、自己効力感や自己コントロールの高さが発症に対し予防的に作用します。
環境的要因は、家族の適応状態が好ましくないことや援助的資源がないことがリスクをたかめるといわれています。
認知および対処要因については、その出来事をどのように理解し受け止め評価するかやストレスに対するレパートリーの広さがPTSDに影響を与えることが知られています。
コーピングには、ラザラスが提唱するストレスコーピングの2種類で、情動焦点型コーピングと問題焦点型コーピングに大別されます。
情動焦点型コーピングは、回避や静観、気晴らしなど、ストレス状況に置かれたときに生じるネガティブな情動そのものを軽減しようとするコーピングであるのに対し、問題焦点型コーピングは、問題の所在の明確化や情報収集、解決策の考案など、問題解決のための環境や自分自身を積極的に変化させようとするコーピングです。
情動焦点型は,、多く用いてほしい方法と用いることを避けてほしい方法があります。
その中の積極的認知対処は、自分自身の感情をコントロールしたり、ストレスとなる出来事に肯定的な意味を持たせたりといった認知行動療法の一つの技法として確立されています。
また、問題解決型はストレス状況を変えるための問題対処中心による努力や、問題解決するために状況分析を行う対処です。
この方法を用いる人は、あまり用いない人と比較して同じ出来事を経験してもストレスと感じづらく、したがって抑うつ的になったり 、不安に感じたりすることが少ないと言われています。
その状況、その方々ごとに教育、習得、ワークを行っていきます。
日本語版 WCC コーピングスケールとしていろいろな選択肢がありますが、経験、
コーピングとの相性、熟練度により組み合わせや手法が変わります。
問題解決
積極的認知対処
ソーシャルサポート
自責
希望的観測
回避
問題解決、積極的認知対処は、できるだけ多く用いることが好ましい対処方略で、抑うつや不安感を減少させます。後者は、認知行動療法の技法のひとつとして確立されています。
ソーシャルサポートは、ストレスとなる出来事に対していろいろな情報を得たり感情的な面で、いろいろと他の人からの支えを求める情緒中心対処における行動的努力です。
その他の3つの方法(自責・希望的観測・回避)は、不安感や抑うつ感を増強させる好ましくない方法です。(nakano,1991c)。
しかし回避に限り用いることが有効なストレツサーもあります。
大切な人の死、末期がんがみつかるなどです。(ストレスマネジメント入門 2005 中野)
少し複雑になってきますが、複合的解決法も検討されています。
これまでの多くのコーピングスケールを理論的に整理して集約したものもあります。
1.関与−回避 態度は積極的に関わるか、回避しようとするか
2.問題−情動 ねらいは問題解決か、気持ちの安定か
3.認知−行動 方法はどうするか考えるか、行動に移すか
情報収集:関与・問題・行動
既に経験した人から話を聞いて参考にする
力のある人に教えを受けて解決しようとする
詳しい人から自分に必要な情報を収集する
計画立案:関与・問題・認知
原因を検討し、どのようにしていくべきか考える
どのような対策を取るべきか綿密に考える
過ぎたことの反省をふまえて、次にすべきことを考える
カタルシス:関与・情動・行動
誰かに話を聞いてもらい、気を静めようとする
誰かに話を聞いてもらって冷静さを取り戻す
誰かに愚痴をこぼして、気持ちをはらす
肯定的解釈:関与・情動・認知
悪いことばかりではないと、楽観的に考える
今後は良いこともあるだろうと考える
悪い面ばかりでなく良い面も見つけていく
放棄・諦め:回避・問題・認知
自分では手におえないと考え、放棄する
対処できない問題であると考え、あきらめる
どうすることもできないと、解決をあと延ばしにする
責任転嫁:回避・問題・行動
自分は悪くないと言いのがれをする
責任を他の人に押し付ける
口からでまかせを言って逃げ出す
回避的思考:回避・情動・認知
嫌なことを頭に浮かべないようにする
そのことをあまり考えないようにする
無理にでも忘れるようにする
気晴らし:回避・情動・行動
買い物や賭け事、おしゃべりなどで時間をつぶす
ともだちとお酒を飲んだり好物を食べたりする
スポーツや旅行などを楽しむ
参考文献(TAC−24) 神村ら(1995)
受付時間 : 10:30~19:00(月・木は除く)
初めてカウンセリングをお受けになる方は、まずお電話でご予約お願いいたします。
またメールでのご予約の場合、お名前と以下3項目
のご記入お願いいたします。
※申し訳ありませんが、英文でのご予約は、ご遠慮ください。
ただいま携帯は、出れなくなっていますご了承ください。
東京・吉祥寺(武蔵野市)にてカウンセリングを行っています。
心理療法や心理カウンセリング、その他のセラピーを用い、あなたの今抱えている悩み・トラウマ・不安・うつ・発達に関する問題など【心の問題】をカウンセラーが、その方に沿った方法で、ご対応いたします。
どうぞお気軽にご相談ください。幅広く様々な問題に対応していますので、あきらめずに一度ご相談ください。
当室は、今後とも真摯に謙虚に日々研鑽を積んで、参ります。抑うつ防止の認知行動療法やトラウマ治療には、TFTが支持されています。
土曜日・日曜日も20時まで開室しています。土日・祝日(月木除く)夜間も開室
吉祥寺駅徒歩4分になります。
ご予約の方法は、メールかお電話でお願いいたします。
お電話の場合、面接中は、出られなかったり、長く話せなかったりしますので、ご予約の内容のみで、お願いいたします。
詳細のご質問に関しては、メールにて承ります。
対応エリア | 東京-東京都 吉祥寺 武蔵野市 小金井 三鷹 西東京市 中野 世田谷 荻窪 調布 新宿 立川 日野 田無 西荻窪(杉並) |
---|
当ルームについて
カウンセリングオフィス「ナチュラルシーン」の真鍋と申します。
カウンセリングを受けてみたいと思われましたらお電話かメールでご自身の疑問点なりをご相談ください
自分自身が癒される時間を、日常にほんの少し加えてみてはいかがでしょうか。
どうぞカウンセリングを身近にご活用ください。お待ち申しあげております。
臨床心理学領域修士
(発達臨床心理研究領域)
早稲田大学大学院修了
公認心理師
(心理職国家資格)
東京公認心理師協会
(旧東京臨床心理士会)
日本公認心理師協会会員
公認心理師の会会員
ストレスチェック実施者研修終了
日本認知療法学会会員
日本TFT協会セラピスト
臼井式レイキマスター
(ティチャー)
日本心理学諸学会連合認定
心理学検定 特1級
(心理10領域全取得)
その他経歴
大学脳科学研究所
フリースクール研究ラボ
上場企業管理職等
1962年生まれ
性格 温厚
真鍋としひと
東京−東京都 吉祥寺 中野 荻窪 西荻窪(杉並) 高円寺 阿佐ヶ谷 武蔵境 三鷹 西東京市 上石神井