認知行動療法の説明

認知行動療法とは

何か困ったことにぶつかった時、本来持っていた心の力を取り戻し、さらに、強くすることで困難を乗り越えていけるような心の力を育てる方法として今最も注目を集めている精神療法です。

 

出来事→自動思考→感情→行動の相互関係に注目した方法です。

「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知と言います。そして自動思考により気分・感情・行動が表れてきます。 それに対して、認知的、行動的にアプローチしてゆくのが認知行動療法といいます。

 

認知には、なにかの出来事があった時に瞬間的に浮かぶ考えやイメージがあり「自動思考」といわれています。「自動思考」が生まれるとそれによって、いろいろ気持ちが動き行動することになります。 ストレスに対して強い心を育てるためには「自動思考」やスキーマ(心の奥底に存在する自分特有の絶対的な世界観で、潜在的な心のルールとして作用し、しばしば自動思考を活性化させる)に気づいて、それに働きかけることが役立ちます。

 

否定的な認知の三つの特徴

ストレスがたまってうつ的になっているとき、私たちは、自分、周囲、将来の三つに悲観的な考えを持ちやすくなります。

 

つらくなったときに頭に浮かんだ考えやイメージに注目し、バランスのよい考え方に変える

認知行動療法では、つらくなったときに頭に浮かぶ自動思考を現実にそった柔軟なバランスの良い新しい考えに変えていくことで、その時々に感じるストレスを和らげる方法を学びます。

そして認知と行動を修正してゆき、バランスのとれた考え方と前向きな行動を身につけていきます。

あわせて悩ませている困った問題についても一緒に考えてゆきます。   ハッパ治療.bmp    

 

認知行動療法により有効性を証明された精神科治療法

(A guide to treatment that work, Oxford,2007)

統合失調症・双極性障害・大うつ病障害・全般性不安障害・強迫性障害・パニック障害

PTSD・不眠・社会不安障害・境界性パーソナリティ障害

 

                     日本認知療法学会 厚生労働科学省 健康科学研究事業マニュアルより引用