認知療法学会 NEWS

新しい知見のひとつとして社会不安者の顔表情に対する弁別・注意などに関する研究の発表について ヨーロッパ認知行動学会より(EABCTより) 

オランダのラドバウト・ナイメーヘン大学のグループで、社会不安者の表情弁別に関する研究について発表していました。その発表では、高社会不安者は、相手の表情をより嫌悪的に解釈する傾向にあることを示していました。

顔表情は、6種類に分類されるといわれているが、(喜び・怒り・驚き・恐怖・悲しみ・嫌悪)多くの研究で社会不安者は、特に嫌悪的な表情処理に特徴が見られるはずだと議論がなされていました。

それというのも、嫌悪表情が相手に対する拒絶や屈辱を想起させるため、他者からの否定的な評価に敏感で、強い恐怖を抱いている社会不安者にとって、嫌悪表情は特別な意味を持つと考えられるということです。

しかし、これまではっきりとした研究結果は、得られていなかった印象を受ける。

今回聞いた発表内容は、比較的きれいに嫌悪表情に対する特異的処理が示された

希有な内容といえ今後の研究の参考になるということです。